指きりげんまん 嘘ついたら 遠くに引っ越す


by sholitude
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カティストゥータは固い5

先の尖ったドライバーでベルトの留め金を外す。食欲を他に振り替える夏が来て、カティストゥータはまた少し痩せた。少し痩せたね、と鏡の中に話しかける。それより見て、お空が青いよ、雲が大きいよ。鏡の中のカティストゥータは5歳で時を止めている。
不恰好に余ったベルトをパンツの穴に通しながら氷を噛み砕いて化粧を済ませる。名前も忘れた観葉植物を一瞥して低いヒールを踏むように履く。頭痛の花は枯れないが、腰で左右に伸びているベルトの端が暗いリボンのようで、カティストゥータは固く笑った。なんて滑稽なプレゼントだ。誰のものにもならない。
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by sholitude | 2010-08-10 21:11 | カティストゥータ