指きりげんまん 嘘ついたら 遠くに引っ越す


by sholitude
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カティストゥータは固い14

魔法瓶の紅茶をすすった。遠くに行きたいと言ったのはカティストゥータなのに、紺色の電車に乗ってからずっと眠っている。することが無くて、文庫本に挟んだ写真に目を落とす。カティストゥータが嘘の卒業式で帽子を投げた瞬間、ぼくらのうちの誰かがカメラを持っていたこと自体が奇跡といえば奇跡だが、何度見ても冬が終わる日に手袋を脱いだような気持ちになる。荷物を軽くしようと魔法瓶を逆さにする。紅茶は嘘になっていた。鉄橋が終わる音がする。街だ。
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by sholitude | 2010-10-27 09:20 | カティストゥータ